隣町のカタストロフ 第4話:家族の形(後編)
目の前にいる門脇に助けを求める、なるみ家族。しかし、門脇は助けるより車をどうやって落としてやろうかを考えている。なるみ達を尻目にブツブツと嫌味ばかり呟く門脇。
両親はなるみに先日した注意を詫びろと言うが、なるみは拒否する。自分は間違ったことを言ったつもりはないと。そして門脇から一つ提案が。助けるが3人の内の一人だけといった条件を出す。このおばぁさん、非常に性根が腐っている。
両親は相談をせずアイコンタクトだけで一人を決める。もちろん「なるみ」だ。ベランダと車に橋を渡してなるみだけが渡る。手を捕まれ部屋の中へ誘導される。
門脇は誰かに話しかけている。なるみはその様子を覗く。門脇は人形を抱っこして人形に向かい話していたのだ。あっこいつ狂ってると心底思う表情のなるみ。
そして、夜中になる物音の正体が判明する。門脇が映らないビデオにイラつきテレビをバンバンと叩いている音であった。そんな狂った門脇の姿を目の当たりにして一緒にいれないことを悟る、なるみ。
部屋から逃げようとするが門脇に捕まる。ベランダに目をやると両親の乗っていた車が崩落していく。門脇を振り切り急いでベランダに向かう。泣き叫ぶなるみに声をかける両親。
車から脱出して大木に掴まっていた。
なるみは3人で救助が来るまで待ちたいと言い、ベランダから大木へスーパージャンプ。門脇はなるみ達に罵声を浴びせる。
同時に門脇の部屋が爆発。
充満していたガスがゴミに引火して爆発を起こしたのだ。
なるみ、父、母は不安の中、大木に掴みながら助けが来ることを待つことになる。