隣町のカタストロフ 第8話:屋上の秘密(中編)
琴美を助けられなかった涼晴は体が凍りついていた。そこへ鉄矢が現れて涼晴と夕穂を引き上げる。涼晴は琴美を助けられなかったことを鉄矢、凜に謝る。
学校はパニックになっていた。教室ではケガをした生徒が続出しており大混乱。そんな中、涼晴は父親の手術に立ち会うため2駅奥の病院まで向かおうとしていた。
凜もまた幼稚園の妹が心配なので方向が同じ涼晴と共に幼稚園へ向かう決意をする。二人を止めようとする鉄矢、テッシー。先生が来て教室の戻れと指示を出す。しかし、次の瞬間、学校の一部が崩落。何十人もの生徒が空へ飲み込まれていった。
それを目の当たりにして安全な場所はどこにもないと気づき、鉄矢やテッシーも病院まで同行することに。途中、凜が夕穂に気づく。苦しそう。どうやら心臓の持病があり、地変天異で薬を落としてしまったらしい。夕穂もまた涼晴と同じ病院へ向かおうとしていた。
病院へ向かうために必要そうな道具を集める涼晴達。一通り道具が揃うと鉄矢を先頭にフェンスまで辿り着く。しかし、下は空。涼晴は高所恐怖症と琴美のことを思い出し静止してしまう。それを見兼ねた夕穂が涼晴にハッパをかける。なんとか涼晴もフェンスまで到着。
フェンス伝いを進むと金網が切れている。最寄りの住人が気づき、家の中に案内してくれる。
家の中で涼晴は夕穂にお礼をする。ハッパをかけてくれたことにだ。そして夕穂も屋上での出来事にお礼をする。しかし、そのやり取りを凜が聞いており夕穂が琴美を死なせたと勘違い。
凜が夕穂に掴みかかる。